語学(フランス語)

仏検2級勉強法|合格までの3週間の直前対策まとめました。

こんばんは、chihoです。

 

今回は語学のお話。

しかもフランス語についてです。

(興味のない方は飛ばしてもらってよいです)

ただ、めちゃくちゃうれしかったので報告させてください。

 

以前に、このサイトで、急に思い立って仏検受験をして自己採点にて100%不合格を確信したことをお伝えしていましたが、

その時の記事はこちら

 

なんと…!

 

まさかの…!

 

仏検2級の1次試験に、ギリギリ受かってましたー!!!(ノД`)・゜・。

 

試験日の約3週間前に受験を決め、そこからブログの作業も一旦ほぼストップし、超短期集中で勉強頑張りました!

 

取り掛かるのが遅すぎたのは否めませんが、そこからは、大学受験の時よりも集中して空き時間はほぼすべてフランス語に捧げました。

 

なので、自己採点であと少し点数が足りないことを確信した時はめちゃくちゃ悔しかったし、せめてあと1週間(←それでも遅い、笑)早くスタートを切っていれば…とめちゃくちゃ後悔してました。。

 

でも、でも、

2017年秋の仏検2級は基準点が58点と低めだったこともあり、

(受験者の3割ぐらいが合格になるように基準が決まります)

なんとかすべりこむことができましたーーー (*´Д`)

 

ちなみに、私の自己採点では、厳しめにつけて、ディクテ(書き取り)を除いて48~50点ぐらいでした。

実際の結果は61点だったので、まさかのディクテがほぼ満点(14点満点)に近かった(?)ということになります。

 

確かに、試験対策問題集よりはできたけど、書けなかった単語2箇所は確実にあるので驚きです。

 

ギリギリの合格なので、点数を公表するのはお恥ずかしいですが、かっこ悪くても「合格」なので、こんな直前からでも泥臭く合格できると知ってもらい、今後受験される方が少しでも希望を持てるように、私が短期集中で取り組んだ勉強法を記録しておきます。

 

仏検2級直前対策|実際に使用した問題集はコレ!

1.完全予想仏検2級 筆記問題編 (駿河台出版社)

 


完全予想仏検2級―筆記問題編

はっきり言って、この問題集は本番より難しいです(笑)

正直、練習問題は半分も正解できていません。

(ページによっては10問中9問不正解ということもよくあります)

 

でも、確かにこの中の例題が本番にも出てきました。

各パート(前置詞・語彙・動詞・長文・会話文)、用法と練習問題が対になってまとめられているので

覚える→復習→覚える→復習

の繰り返しになり、構成もわかりやすかったです。

 

オススメポイント①: 語彙を意味ごとにまとめてあるので覚えやすい。

 

個人的な好みもありますが、

特に前置詞に関しては、今までで一番わかりやすくまとめてくれていると感じます。

 

どういうことかと言うと、

前置詞ごとに意味を並べるのではなく、意味を起点に、同じグループの前置詞を紹介してくれているのです。

 

例)

今までの本:

「en」→ 意味:「~で(場所)」「~に(時)」「~の状態で」…

「à 」→ 意味:「~に、~へ(場所)」「~の時に」…

この本:

「場所をあらわす前置詞」→「à 」「en」「de」…

「時の前置詞」→「à 」「en」「de」「vers」…

(※実際には例文付きで説明あり)

 

つまり、似た意味をあらわす前置詞の中から、どういうニュアンスの時にはこっちの前置詞を使うということが比べやすいのです。

 

普通、空欄問題などで前後の単語から推測する時、とりあえず「場所」を問われているのか「時」なのか「状態」なのかぐらいはわかりますよね?

 

そして「場所」に関する出題であれば、

その次に「この分野の「場所」の時は「en 」だ!」と絞ればよいわけです。

 

もちろん、この辺は好みもあるので、この方法を押し付けるつもりはありません。

 

オススメポイント② 解くだけで自然と復習になるぐらいの問題数

 

これは時間のない学習者にとってはつらい部分でもあるのですがとにかく練習問題の数が多いです。

 

1冊だけ集中して取り組もうと決めたことは間違いではなかったと思うのですが、解いても、解いても、終わらない!!!

 

結果、途中を飛ばすという暴挙に出ました(笑)

 

ただ、順番に解くだけでも「あ、これは前置詞のパートでも出てきてた表現だ」とか何度も気づくことがあり、よく使われる重要表現は繰り返し覚えることができます。

 

あと、問題だけでなく例文も豊富なので、ニュアンスの違いを文章の中で理解することができます。

(どんなに単語を知っていても、文章の中で活用等も含めて使えないと意味がありません)

 

 

この本を用いた私の実践例

 

私の使い方としては、

最初に前置詞のグループごとにイメージ図を書きながら、例文丸ごとノートに書いてまとめました。

 

実際のノートはこんな感じ

(きれいなノートを作る目的ではなく、1回書くことを重視しているので汚くてごめんなさい。。。)

 

この前置詞をイメージと関連付けて覚える手法は英語でも聞いたことがあるのではないかと思います。

確かに、膨大な前置詞の意味をただ丸暗記するよりはその前置詞の持つイメージ(概念)を知っておくと、応用が利くようになるのでオススメです。

 

そして、例題を解く時も、空欄だけでなく文章丸ごとノートに書きました。

これは、常にフランス語のつづりの流れを手に覚えさせるためです。

 

まぁ、本番ではたくさんスペルミスもしたので、説得力はないかもしれませんが、ある程度、書くスピードの要求されるディクテで高得点がとれたのは文章としての流れを意識して勉強してたからかもなーと思いました。

 

 

ただ、この方法の最大の欠点は

「試験日が間近に迫った人にとっては、時間がかかりすぎる」ということです(^_^;)

 

実際、私は3週間しか残されていないというのに、最初の前置詞のパートだけで1週間以上かかりました(笑)

 

このままでは100%間に合わない!ということで、その後は解答のみを書く方法に切り替えて、

 

それでも間に合わないので動詞のパートは半分以上飛ばして(笑)、なんとか最後まで取り組むことができました。

 

数か月~半年前から準備できる方は、語彙や動詞も含めて1冊じっくり取り組んでいただければと思います。

 

ちなみに私は元々の語彙力が乏しすぎて問題集の練習問題は8~9割ぐらい不正解でした。

 

本番でも前半の語彙に関する穴埋め問題は半分も正解できませんでした。

(大問2⃣に至っては全問不正解でした。。。)

 

ただ、仏検というのは、それでも後半の文章問題などに正解すれば受かるチャンスがあるということです。

後で他の方達のブログを見てわかったのですが、前半の語彙問題の正答率はかなり低いようです。

 

なので、語彙問題も大事だけど、文章を読む力、長文問題で確実に点が取れる力をつけておくことが大事です。

 

なのでこの本に取り組んでいる方で、時間のない方は、

少なくとも、文章問題のパートにふれておくことをオススメします。

 

2.完全予想仏検2級 書き取り問題・聞き取り問題編(駿河台出版社)


完全予想 仏検2級 -書きとり問題・聞きとり問題編-(CD2枚付)

 

これまた超難問です。

はっきり言って本番より難しいです。

なので、この本のディクテができなくても、あきらめないでください(;´・ω・)

 

実際私も赤ペン一色になるぐらい間違いだらけでした。

でも、そのせいか本番の文章は少しわかりやすく感じた気がします。

 

私の使い方としては、1の問題集と並行しながら最後の1週間ぐらいで一応全問取り組みました。

 

聞き取り問題もたっぷりあるので、このレベルに慣れれば、間違いなく本番は簡単です。

 

ちなみに、いきなりこの問題集のレベルでもくじけず頑張れる!って人は良いのですが、

日頃からフランス語の日常会話に全くふれる機会のない方は、正直難しすぎてリスニングのモチベーションが上がらないと思うので、聞き取りやすい会話からでもフランス語の音の流れに慣れておくことが大事だと思います。

正直私も初めてこの問題集取り組んだ時には、「自分はなんて聞き取れないんだ!」ってショックを受けました。

 

でも、普段のフランス語の日常会話のレッスンでは、少しずつでもやりとりできている経験があるので、「ちゃんと理解できる内容もある」って思い直すことができました。

少しでも聞き取れた経験は、次に少し難しい文章に挑戦する時の自信につながります。

 

それに、結局1次受かっても2次の面接があるので、日常会話の聞き取りは必須です。

同じ実力でも、いかに落ち着いて取り組むかによって、試験の点数は大きく変わってきますので、日常会話にふれておくことは意外と侮れないポイントだと思います。

 

語学学校が近くにない方は、オンラインでも会話の力をつけることできます。

(試験対策への対応もあり)

3.単語カード

これは自己流ですが、1.の問題集を解いていく時に、あまりにも知らない単語が多いことに腹が立ってきて(←自分のせい、笑)途中から、知らない表現を単語カードに書くようにしてみました。

 

ここでもきれいに作ることにはこだわらずサッサと書いて、空き時間にパパッと見る。

見て意味が浮かぶようになったものはどんどん束から外して、覚えられてないところだけを残していく…という感じです。

 

人生初の単語カードだったのですが、結局見返す時間がそんなになかったので、正直、効果のほどは???です。

 

ただ、1回でも単語と意味をしっかり書くという作業は、私にとってはただ本を眺めているよりも頭に残りやすかったです。

 

単語カードは1個(100枚)90円ぐらいで売ってて、結構かわいくて愛着もわくので、興味のある方はやってみても損はしないかなーという感じです。

 

以上、私が仏検直前3週間で取り組んだ試験対策のすべてです。

 

これをひたすら、平日は毎日帰宅後の数時間、休日は用事があれば数時間、なければ6時間ぐらい勉強しました。

 

本当は丸一日と書きたいのですが、集中できていたのはそれぐらいだと思います。

ただ、他の余計な情報を頭に入れたくなかったので、なるべくSNSは見ない、TVもつけない生活をしていました。間違いなく、大学受験よりは集中してやりました(笑)

 

それと、先ほどお伝えしたとおり、元々趣味でフランス語のレッスンは受けているので週に1回、1時間程度のレッスンは受けていました。

完全に会話中心なので、試験対策という感じではないです。

でもあれだけフランス語を聴いているので、ディクテには役立ってる気がします。

 

どこまで参考になったかはわかりませんが、少しでも、短期間でも挑戦してみようと思う方の後押しになれば幸いです。

 

私もまだ2次試験が残っているので、1次以降、遠ざかっていたフランス語とまた向き合わなくては、と思ってます。

2次試験の実際はこちら

 

勉強ってほんとに果てしなく感じるけど、今は語学に限らず、色々な勉強が自分のやりたいことの実現に向かっていると感じることができるので自然と学ぶことが楽しいと思えています。

 

皆さんのやりたいことも叶いますように★

 

それでは、また。